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「かわ」には「皮」と「革」があり、しばしば混同されていますがこの2車は全く異なるものです。
「皮」は鞣されていない生の状態のものを指し、「革」の方は「皮」を鞣した状態のものを指します。
鞣し方には植物からの抽出物のタンニンで鞣す「タンニン鞣し」と主にクローム化合物によって鞣す「クローム鞣し」があります。
当社の革はタンニン鞣しの過程で脂を多く入れる多脂革(サドルレザー)を使用しており、使い込むほどに味わいが出てきます。


【丈夫で長持ちする】
タンニン鞣しの革の特徴といえば何と言ってもその頑丈さだといえます。
但しこれは表面に傷が付きにくいいうことではなく、素材自体の頑丈さという意味で、むしろ表面には傷が付きやすいといえます。
しかし表面に付いた傷も、革らしい味わいを出す要素になっております。
また、上手に手入れをすると十年、何十年と長く使うことができます。

【変色と風合い】
タンニン鞣しの革のもう一つの特徴に、日光などの光によって日焼けしたり、手の脂が染み込むなどによって変色しやすいことが挙げられます。
「変色」というと聞こえが悪いですが、これは使い込むと味わいが出てくるということです。
当社の革はオリジナルの革です。脂を多く入れているので革の変色も早いです。飴色に変色した製品は手放せなること間違いなしです。

【つや】
当社の多脂革(サドルレザー)は工場にオーダーしてオリジナルの革を作ってもらいます。
その際、強い圧縮、摩擦をかけつやを出しております。
また、日光や熱、摩擦などの刺激により革が元々含んでいる脂分が表に染み出してきます。
これが表面につやのある皮膜を作り、味わいと共にある程度の撥水効果ももたせることになります。

写真 手前 製作時
7年使用
【トラ・血筋・シワ・傷跡】
タンニン鞣しの革は、あらゆる革の中で最もあからさまにその動物の自然の皮膚の状態を見せてしまいます。そのため、もともとその動物がもっているシワや傷痕(トラ)、血管が通っていた跡(血筋)がそのまま革に模様として現れます。
こうしたトラや血筋は自然の皮には付きもので、クローム鞣しならば革を引き伸ばしたり塗装したりして目立たなくすることも可能ですが、タンニン鞣しの革の場合は、それがあまりできません。
ただ、トラや血筋はそれ自体本革である証であり、むしろそれが味わいになったりするため、それほど気にされる必要はないと思います。
どうしても嫌な方は本革でなく、合皮の製品を持つしかないと思います。

「トラ」とは自然の革につきものの一種のシワのようなもので、例えば牛の首の周りや手足の付け根、腹や背中の皮のたるんだところなどの折り目などが、伸ばして平らにしたときにも模様のようになって残ったものです。
人間の皮膚にシワが普通にあるように牛などの動物の皮にも普通にシワが存在します。
タンニン鞣しの革はあまり引き伸ばすことができないため、シワやトラが比較的そのまま残ることになりますが、革に馴染むに従ってシワが目立たなくなることがあります。
(当社ではシワの部分は伸びやすいために、あまり使わないようにしております。)
革にする動物はたいていの場合、体のあちこちに傷をもっています。
これには線のように残った切り傷や擦り傷の痕、トゲが刺さったり虫に刺された刺し傷の痕があります。
これは深い傷で、革の銀メンが削れております。
こういう部分は使いません。
自分の牛かどうか判断するため焼印を打っております。
他社では、焼印を使っているところもありますが、当社は作っておりません。



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A
B
C

  

ぬれた部分の水分をきれいに拭き取る。
鞄などは新聞紙などを詰め、型崩れを防ぐ。
直射日光を当てず、日陰干しで時間を掛けてゆっくりと湿気を抜く。
必要に応じてオイルなどを塗り、乾拭きして風通しの良いところにしまう。
注意としては、ドライヤーや暖房器具などで急速に乾かそうとしないこと、
などが挙げられるでしょう。
また革は水が染み込んだ部分がシミとなって残ってしまうことがあります。



革の最大の敵といえば水や湿気です。革にはもともと脂分が含まれるており、これが革の柔軟性などを生み出していますが水に濡れてしまうといっしょに脂分が抜けてしまい、革がゴワゴワになってしまったりします。
また、革に水分が付着した場合には水分が染み込んでシミになってしまいます。



汚れの中でも、中まで染み込んでいない、表面のみについている汚れでしたら、たいていは柔らかい布で乾拭きすれば目立たなくなってしまいます。
乾拭きくらいでは落ちない汚れは、ぬるま湯に浸した布で汚れ部分をかるくなでるように拭いてみてください。
表面的な汚れは油性のものでなければ、たいていこれで取れると思います。
それでもだめな場合は市販の革用のクリーナーがあります。
これを使用する際にはオイル等と同じく、必ず目立たないところで一度試してから使用しましょう。
ただし革を湿らせた後は、できるだけ早く乾拭きをし、日陰干しで水分を抜いてください。
なお革の繊維の中まで染み込んでしまった汚れは落とせません。
中まで染み込んだ汚れわ無理に落とそうとすると、周囲の革が脱色したり荒れてしまったなどの悪影響が出るからです。



カビなどが生えているときは革の内部繊維まで入り込んでしまっていることがほとんどなので、一度付いてしまったものを完全に除去することはかなり困難です。
特に色素を出すカビ自体を退治しても色素はそのまま残ることが多いため、事実上除去が不可能といえます。
表面にコーティングを厚く施している革の場合はクリーナーで落とせることもありますが、カビに関してはやはり予防が最も有効といえると思います。



革の大敵は水分と湿気といいましたが、革自体にもともとある程度の水分は含まれており、また空気中の湿気を吸収して適切な水分を常に保持しています。これらが全くなくなってしまうと革は柔軟性を失い、表面はひび割れ、カチカチやゴワゴワになってしまいます。
これを防ぐには保湿効果のあるオイルやクリーム、ローションを革の表面に塗ってやる必要があります。



革にはもともと動物の皮膚が自然に持っている脂分がありますが、使用しているうちにその脂分が抜け、革がカサカサになってしまうことがあります。そのような場合には、脂分を補充する必要が出てきます。
脂分を補充する時には市販のオイルやクリームで良いのですが、特定の革専用のもの(ニートフットオイル)も出ておりますので、そういったものを使用すると良いでしょう。
ニートフットオイルの塗り方ですが、ハケまたは柔らかい布で、全体にごく薄く均等に延ばすように(縫い目にも)塗ってください。
多量に塗りますと、変な色のシミになったりムラができたりしますので、くれぐれもご注意ください。
なお3ヶ月〜半年の割合いで補給してください。逆に不用意にオイルなどを与えてしまいますと、黒ずみやしみなどの原因になることがありますのでご注意ください。
ニートフットオイルが乾きましたらラナパー、ミンクオイルなどの保湿効果のあるオイルやクリーム、ローションを革の表面に塗りますと、より一層効果があります。



革の弱点は何といっても水に塗れてしまうことです。
ちょっと水分が付く位でしたらすぐに拭き取ればなんて事はないのですが、ビショビショになってしまうと型崩れやシミ、カビが生える原因になってしまいますので、できれば事前に予防しておきたいものです。
そこで防水スプレー、防水ワックスの出番となりますが、種類によってはそれ自体が染み込む場合がありますのでご注意ください。



誰でも経験のある革の失敗談といえば、やはり夏場にカビを生やしてしまったということでしょう。
革はカビが生えやすい素材ですが、普通に使われている場合には、まずカビは生えません。革にカビが生えるのは以下のいくつかの条件が満たされた場合に限られます。

< カビの生えやすい条件 >
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A
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通気の悪い密閉空間に使用せずに放置
湿度の高い環境
汚れの付着など、カビの栄養源になるものがある
 
< カビを生やさない保管方法>
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A
風邪通しの良い開放された空間
こまめに革を乾拭きする等して汚れを除去などが好ましい保管の仕方といえると思います。

日常のお手入れとして習慣にしておきたいものです。



当店では、お手入れ用品も扱っております。
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